スペイン研修旅行 その1 ガウディの建築

2017-01-26

今月初め冬休みを利用してスペインを旅行した。考えてみたら30年来の夢がようやく果たせた。建築を仕事としてスタートしたときいつかはスペインへ行きガウディの建築、とりわけサクラダファミリア(聖家族教会)をこの目で見てみたいと思っていた。団体ツアーで行ったので余り見学の時間はなかった。スペイン最後の滞在日がバルセロナで私にとってはこの日がハイライトだった。この日はとても天気が良く青空を背景に4本の尖塔が見えてきた。教会は市のほぼ中心部にあった。外観の印象と内観の印象は全く違う。外観は土色で暗い感じがするが、内部は白が基調でステンドグラスから入ってくる光でとても鮮やかで明るい。ロマネスク、ゴシックのヨーロッパの教会建築を見てきたが、それらよりも内部はずっと明るく建物を飾る彫刻は現代的。聖書のストーリーがわかりやすく親しみやすい印象。時間的には午後だったので西日から差す光がステンドグラスを通り様々な光で礼拝堂を満たしている。内部の柱は樹木の幹のようで、天井を枝分かれした柱が支えている。正に森の中にいるような感じだ。完成予定はガウディ没後100年の2026年。工事は急ピッチに進められているが本当にそれくらいで出来るだろうか?まだまだ多くの主要な尖塔、そして栄光の門の建設が残っているのだが。本当に10年後にできたらうれしい。今から完成した全体像を見れることを本当に楽しみにしている。

生誕の門からの全景  逆光のため空が白い

生誕の門の見上げ、彫刻が親しみやすい

天井見上げ 枝分かれした細い柱が天井を支える

ステンドグラスの光が二階席の天井を鮮やかに照らす

礼拝堂西側後面、色々な光で満たされる

ステンドグラスを透過する光がとにかく美しい

生誕の門の反対側の受難の門、柱や破風飾りが骨のようでデザインが全く違う

夜景全景、ライトアップする前の方が美しいと思う

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